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リシン塗装とは?外壁の劣化を防ぐメンテナンス方法と塗り替え注意点

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リシン塗装とは?外壁の劣化を防ぐメンテナンス方法と塗り替え注意点

リシン塗装とは?外壁の劣化を防ぐメンテナンス方法と塗り替え注意点

2025/01/29

外液塗装におけるリシン塗装は、独特の風合いと通気性から、多くの住宅に使用されてきました。
しかし、経年劣化によるひび割れや汚れも発生しやすく、適切なメンテナンスが重要です。
今回は、リシン塗装の特徴から劣化症状、メンテナンス方法、塗り替えのポイントまでを解説します。

リシン塗装の特徴とメリットデメリット

リシン塗装とは何か

リシン塗装は、モルタル外壁の仕上げ方法の一つです。
セメント、砂、水で作ったモルタルに、細かい石や砂を混ぜた塗料を吹き付けたり、コテで塗って仕上げたりすることで、独特のざらざらとした風合いが生まれます。
1960~80年代には一般的な外壁仕上げとして広く普及しました。

リシン塗装のメリット

リシン塗装は、通気性と透湿性に優れているため、家の内部の湿気を外に逃がしやすく、木材の腐敗を防ぐ効果があります。
また、艶を抑えた落ち着いた外観は、和風住宅などにもよく合います。
比較的安価に施工できる点もメリットです。

リシン塗装のデメリット

リシン塗装は、塗膜が薄いため、ひび割れや汚れが発生しやすいというデメリットがあります。
特に吹き付けリシンは、塗膜が薄く、耐久性も7~8年程度と比較的短いため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、凹凸のある表面は汚れが溜まりやすく、清掃が難しい場合があります。

リシン塗装の種類と違い

リシン塗装には、吹き付けリシンと掻き落としリシンがあります。
吹き付けリシンは、機械を使って塗料を吹き付けるため、短時間で施工できますが、塗膜が薄くなる傾向があります。
掻き落としリシンは、コテで塗った後に表面を掻き落とすことで、より繊細で深みのある仕上がりになります。
 

リシン塗装の劣化とメンテナンス方法

リシン塗装のよくある劣化症状

リシン塗装の主な劣化症状は、ひび割れ(ヘアークラック、乾燥クラック、構造クラック)とチョーキングです。

ヘアークラックは塗膜だけの小さなひび割れで、経過観察で問題ない場合もあります。
乾燥クラックはモルタルの乾燥によるひび割れで、状況によっては補修が必要になります。
構造クラックは幅や深さが大きく、早急な補修が必要です。

チョーキングは、塗膜が劣化し、指で触ると粉がつく現象です。

リシン塗装の点検方法

定期的にリシン外壁の点検を行い、ひび割れやチョーキング、汚れなどを確認することが重要です。
特に、ひび割れは雨水の浸入経路となるため、注意が必要です。
横方向のひび割れは、雨水の浸入リスクが高いため、早めの点検・対処が必要です。

リシン塗装の適切なメンテナンス時期

リシン塗装の耐用年数は、約7~8年程度です。
ひび割れやチョーキングなどの劣化症状が見られたり、汚れが目立つようになったりしたら、塗り替えを検討する時期です。

リシン塗装の補修方法

小さなひび割れは、専用の補修材で充填できます。
しかし、大きなひび割れや構造クラックは、専門業者に依頼して適切な補修を行う必要があります。

リシン塗装の塗り替え時期と注意点

塗り替えは、劣化症状の程度や予算などを考慮して決定します。
塗り替えの際には、高圧洗浄で汚れを落とす、ひび割れを補修する、弾性塗料を使用するなどの対策を行うことが重要です。
濃色の塗料は、紫外線を吸収しやすく、塗膜の膨れが起こりやすいため注意が必要です。

まとめ

リシン塗装は、通気性やデザイン性に優れる反面、ひび割れや汚れに弱いため、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
劣化症状を発見したら、早急に適切な補修または塗り替えを行うことで、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持できます。
特に、ひび割れは雨漏りの原因となるため、早期発見・対処が重要です。

定期的な点検と適切なメンテナンスで、リシン外壁の美観と機能性を長く保ちましょう。

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