服についたペンキの落とし方とは?衣類別対処法を解説!
2025/01/25
服にペンキが飛んでしまった経験、ありませんか。
ペンキの種類や状態によって落とし方は大きく異なります。
焦らず、適切な方法を選べば、キレイに落とせる可能性があります。
今回は、服についたペンキの落とし方を、種類と状態別に分かりやすくご紹介します。
服についたペンキの落とし方徹底ガイド
ペンキの種類の見分け方
ペンキの種類は大きく分けて水性ペンキと油性ペンキがあります。
水性ペンキは水で薄められ、においが少なく、人体への影響も少ないのが特徴です。
一方で、油性ペンキは有機溶剤で薄められ、においが強く、乾燥が早く、耐久性が高いです。
見分け方は、容器の表示を確認するのが一番確実です。
「水性」または「油性」と明記されているはずです。
表示がない場合は、少量の水を垂らして様子を見てみましょう。
水に溶けやすく、においが少ない場合は水性ペンキ、溶けにくく、においが強い場合は油性ペンキの可能性が高いです。
水性ペンキの落とし方(乾いていない場合)
乾いていない水性ペンキは比較的落としやすいです。
ティッシュなどで出来るだけペンキを拭き取ります。
そして、ぬるま湯で洗い流し、洗濯洗剤で軽くもみ洗いします。
最後に、通常通り洗濯機で洗濯してください。
汚れがひどい場合は、ぬるま湯に30分ほど浸してから洗濯すると効果的です。
水性ペンキの落とし方(乾いている場合)
乾いてしまった水性ペンキは、ぬるま湯に長時間浸け置きしてから洗濯するのが有効です。
洗濯洗剤を溶かしたぬるま湯に30分~1時間ほど浸け置きし、その後、歯ブラシなどで優しくこすり洗いをしてから、通常通り洗濯機で洗濯してください。
それでも落ちない場合は、酸素系漂白剤を使用するのも効果的です。
油性ペンキの落とし方(乾いていない場合)
乾いていない油性ペンキは、中性洗剤やクレンジングオイルを使用すると効果的です。
ペンキが付着した箇所に中性洗剤またはクレンジングオイルを塗り込み、歯ブラシなどで優しくこすり洗いします。
その後、水で洗い流し、通常通り洗濯機で洗濯してください。
素材によっては、生地を傷める可能性があるので、目立たない部分で試してみてからおこなってください。
油性ペンキの落とし方(乾いている場合)
乾いてしまった油性ペンキは、除光液を使用する方法があります。
ただし、除光液は衣類の素材によっては生地を傷める可能性があるため、必ず目立たない部分で試してから使用してください。
除光液を布に含ませ、ペンキが付着した箇所に優しく押し当て、こすり洗いします。
その後、水で洗い流し、通常通り洗濯機で洗濯してください。
それでも落ちない場合は、クリーニング店に相談することをおすすめします。
衣類の素材による注意点
衣類の素材によって、ペンキの落とし方や使用できる洗剤が異なります。
デリケートな素材(絹、ウールなど)は、水や洗剤によるダメージを受けやすいので、プロのクリーニングを検討しましょう。
綿や麻などの丈夫な素材でも、強い洗剤やこすりすぎは生地を傷める可能性があるので、優しく丁寧に作業することが大切です。
プロへの依頼を検討すべきケース
ペンキの種類が不明な場合、高価な衣類にペンキが付着した場合、既にペンキが完全に乾燥している場合、自分で試しても落ちない場合は、クリーニング店に依頼することをお勧めします。
プロは適切な処理方法を熟知しており、衣類へのダメージを最小限に抑えることができます。
ペンキ作業前の注意点
ペンキ作業前には、汚れても良い服を着る、またはエプロンを着用するなど、万が一に備えてください。
作業する場所も、養生シートなどで保護すると、ペンキが飛び散っても安心です。
作業後は、手をしっかり洗い、換気を十分に行いましょう。
ペンキ汚れを防ぐための対策
作業着の選び方
ペンキ作業には、汚れても良い作業着を選びましょう。
綿やポリエステルなどの丈夫な素材で、水や洗剤に強いものがおすすめです。
また、長袖、長ズボンを選び、肌の露出を少なくすることで、ペンキが付着するリスクを減らすことができます。
作業環境の準備
作業場所には、ペンキが飛び散らないよう、床や壁を養生シートなどで保護しましょう。
また、作業中は換気を十分に行い、ペンキの臭いを吸い込まないように注意してください。
応急処置と予防策
ペンキが服についたら、できるだけ早く対処することが大切です。
すぐにティッシュなどで拭き取るか、水で洗い流すことで、汚れを落とすことが容易になります。
ペンキを使用する際は、作業前にしっかりと準備を行い、万が一の事態に備えておくことが重要です。
まとめ
今回は、服についたペンキの落とし方を、水性ペンキと油性ペンキ、乾いている場合と乾いていない場合に分けて解説しました。
ペンキの種類や状態、衣類の素材によって適切な方法が異なりますので、それぞれの状況に合わせて対処してください。
自分で落とすのが難しい場合は、クリーニング店に相談することをおすすめします。
また、ペンキ作業前には適切な準備をおこない、汚れを防ぐ対策を講じることで、トラブルを未然に防ぐことができます。